事業を開始したら翌年度から所得税を申告しなければならない

暦年の事業所得にかかる所得税

会社と雇用契約を結んで給料をもらう個人の場合、自分で確定申告をしなくても会社が年末調整で個人に代わって申告をしてくれます。その為、人によっては確定申告手続きの経験がない方もいるかもしれません。給与所得の他に一時所得や雑所得などがある場合は、個人でも改めて確定申告をする必要があります。一方自営業者は一端事業を開始したら誰も確定申告をしてくれないので、自分で青色又は白色申告の何れかで事業所得に対する所得税の申告が必要です。

その際、申告すべき所得の期間は自営業の事業年度でしょうか?暦年でしょうか?その答えは、4月1日から翌年の3月31日までの事業年度ではなく、1月1日から12月31日までの暦年です。例え事業開始が6月15日のように年の途中であっても同じで、その日から同年12月31日までの事業所得が対象です。自営業者の所得税には事業年度の考え方はないと覚えておき、翌年の確定申告の時期に申告する必要があります。

自営業者ができる確定申告の種類とメリットやデメリットとは

自営業者の確定申告には、青色と白色申告があります。手続きが異なり注意は必要ですが、個人の給与と違い経費が認められるなど様々な特徴があります。青色申告は複式簿記の記帳が原則す。日々の取引を仕訳帳や総勘定元帳で記録し、損益計算書と貸借対照表や決算書を作成し、確定申告書と控除証明書類などの添付も必要です。帳簿管理が複雑という欠点はあるものの65万円の特別控除と青色10万円控除があり、赤字を3年間繰り越すことも可能で、家族経営の場合は家族の給与が全額必要経費になるなどの利点もあり節税対策になります。

一方白色申告は簡易帳簿という単式簿記で済み、帳簿管理が簡単でしかも楽という利点があります。青色申告と違って決算書類は必要なく、確定申告書と収支内訳書や控除証明書類の提出だけで済みます。欠点は特別控除がない、赤字繰り越しもできないことです。青色と白色どちらを選ぶかは、事業規模と利点や欠点を考慮し選択可能です。